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米海軍が8100万ドル契約の一環として電磁レールガン用の新しい電池システムを発注

米国海軍は最近、K2 Energy Solutions 社と交わした8100 万ドルの契約の一環として、軍の新しい電磁レールガン(EMRG) 用の中間エネルギー蓄電池システムを発注した。
 このパワフルな新兵器に関する米国海軍研究所(ONR : The Office of Naval Research)のファクトシートによると、米海軍のEMRG は電流により発生する磁界を使用して4,500mph(7,242km/ 時) もの速さで2本のレール間の砲弾を発射し、速度はマッハ6まで加速する。レールガンに必要なエネルギーは船内のパルス電源システムに数秒間、蓄えられる。このエネルギーは電磁パルスとなり、レールガンに達して砲弾を推進させる電磁力を解き放つ。レールガンにより危険な爆発物の運搬や化学的推進剤が船に不要となり、攻撃の速さと範囲が増大する。実際ONR は、レールガンは複数のミッションをおこなう能力があるので、船員は船体表面の火災サポートや陸上攻撃、船舶の防衛、敵艦を阻むための対艦兵器の操作などを正確に実行できると述べている。
 海軍はEMRG などの指向性エネルギー兵器、つまり従来の兵器(銃や爆弾など) と違って非常に高い精度で一度に複数のターゲットに撃ち込むことができる兵器の開発に注力している。しかしレールガンの適切な操作には、超高速で砲弾を飛ばすための大電力を発生するのに十分パワフルな電池システムが必要である。このため海軍は、ネバダを拠点とするリチウム電池バッテリー・システムの開発メーカーK2 EnergySolutions と数百万ドルの契約を2014年初夏に交わした。だが、最初の中間エネルギー蓄電池システム開発契約は2015年1月で、2016年1月までに完成の予定である。国防省はこのニュースをプレスリリースで発表した。リリースでは「ネバダ州ヘンダーソンにあるK2 Energy Solutions社は、EMRG 用の大モジュールキャパシタバンクに電力供給に必要な完全自立型電池中間エネルギー貯蔵システムについて、コストに固定料金を加えて決定した最高価格8千140万ドルで契約に合意」と書かれている。
 K2 Energy 社はレールガンのバッテリプロバイダだけの会社ではなく、エンジニアリング、設計、レールガンのサポートもおこなう。「当社チームが、かつてどの電池会社もできなかったことを達成できて嬉しい。今回の件は、エネルギー需要が増すにつれ海軍が環境保全型のクリーンなパワーに関心を示していることを裏付けている。当社は海軍のパートナーとして、この重要な開発案件を推進していくつもりだ」とK2 Energy 社のCEO 、Johnnie Stoker 氏は最近の同社プレスリリース中で述べている。
 現在、ERMG は2012年にスタートした開発の第2段階にあり、繰り返し発砲性能を示すことに注力している。海軍とK2 社の科学者チームは、持続できる射撃間隔が認められる兵器になるように熱管理システムの改善に取り組んでいる。同社の業務部長Stewart Graham 氏は「当社の技術を紹介する好機であり、本拠地ネバダ・ヘンダーソンの製造キャパシティを拡大するという目的達成につながる」と話した。
 詳細は下記のウェブへ。(2015/01/20)
 - Naval Research
 - directed energy weapons
 - 米国国防省プレスリリース
 - PR Newswireプレスリリース
 - Forbes誌
 - 米国海軍研究所(ONR:The Office of Naval Research)の動画