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より速く優れたWi-Fiを実現するための次のステップ

 FCCのOffice of Engineering and Technology(OET)は、6 GHz帯域での運用に向けた開発を完了し試験段階に備えるため、13の団体が提案した自動周波数調整(AFC: automated frequency coordination) システムを条件付きで承認した。これらのAFC システムは、6 GHz帯域の標準出力免許不要デバイスのスペクトラムアクセスを管理するものである。
 FCC委員長のJessica Rosenworcel氏は「私たちはWi-Fi 6Eを含め、Wi-Fi 7の基礎を築くなど、次世代の高速で優れたWi-Fiへの扉を開く計画を進めていく。これは朗報であり、真の進歩である」と述べている。FCC の最近の規則改正により、6 GHz帯域の5.925 ~ 6.425 GHzおよび6.525 ~ 6.875 GHz部分での免許不要の使用が拡大され、AFCの制御下で標準出力デバイスが許可された。多くの場合、新しい用途では、高い出力と組み合わされたこの追加スペクトラムが提供する高いスループットが必要になる。Wi-Fi 6Eは、これまでのWi-Fiアップデートをベースに、より広いチャネルを利用して、ギガビット以上のスピード、多くの同時接続、優れたセキュリティを実現する。
 OETは、優れた次世代高速Wi-Fi であるWi-Fi 6Eなど、6 GHz帯域のWi-Fiデバイスで使用されるAFCシステムに関する提案を評価している。標準電力レベルで動作する免許不要デバイスは、AFCシステムを使用して動作パラメータを調整し、同帯域内で動作するマイクロ波リンクを有害な干渉から保護する。
 申請者がシステムを進めるにつれて、試験プロセスには試験所の試験と公開試験の両方が必要となる。本日の公告(Public Notice)では、これらのシステム試験が承認されている試験所および、他の試験所が承認される方法について詳しく説明している。この公開試験段階では、各AFCシステムの申請者は、一定期間 (たとえば30日間)、そのシステムを利用可能にして一般のメンバーが各AFCシステムの機能を試験する機会を提供することが求められる。
 詳しくはFCCのWebへ。(2022年11月2日)
https://www.fcc.gov/document/fcc-takes-next-step-enable-faster-better-wi-fi