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日本人がIEEEエジソンメダル受賞:垂直共振器型面発光レーザーの開発

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 2021年の技術分野アワードとして、伊賀健一氏がIEEE エジソンメダルを受賞した。受賞理由は垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL:
vertical-cavity surface-emitting laser) の概念、原理、実用化に対する先駆的な貢献である。
 VCSELは、1977年に基本構想が発明され、1982年、共振器長6 μmの面発光レーザーが液体窒素温度で縦、横方向ともに単一モードでの連続発振に成功し、原理が検証できた。1988年には室温連続発振に成功。この成果をもとに世界的な研究開発が盛んになり、1990年代終わり頃イーサネットに投入され、2001年にはマウスやレーザープリンタに利用されるようになった。現在では、スマートフォン顔認証機能などに幅広く使われている。
 IEEEエジソンメダルの由来は、1879年10月21日にエジソンが初の実用的な白熱電球の製造に成功してから25年後となる1904年2月11日、エジソンの友人や仲間たちが、電灯分野での四半世紀の功績を記念して彼の名前でメダルを作成したことによる。これがIEEEに引き継がれ、1909年からIEEEにより発表されている。選考基準はリーダーシップ、個人の貢献、独創性、応用性、特許/出版物、その他の業績、名誉、優位である期間、推薦のクオリティである。
 詳細はIEEE受賞者のウェブへ。(2021年1月)
https://corporate-awards.ieee.org/recipients/current-recipients/