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CISPR 16 第4版:無線妨害・イミュニティ測定装置、測定方法

 CISPR 16-1-4:2019「無線妨害及びイミュニティ測定装置並びに測定方法の仕様書-第1-4部:無線妨害及びイミュニティ測定装置-放射妨害の測定用アンテナ及び試験サイト」は、周波数範囲9 kHz~ 18 GHzの放射妨害波を測定する機器の特性と性能を規定し、アンテナおよび試験サイトの仕様が含まれている。
 注:CISPR 16-1-4は、IECガイド107に従ってIECの製品委員会が使用するEMC基本規格である。ガイド107に記述されているように、製品委員会にはEMC規格の適用性を決定する責任がある。CISPRおよび小委員会は、ある製品用の特定のEMC試験価値の評価で製品委員会と協力する体制を整えている。
 この規格の要求事項は、全ての周波数で、測定機器が示すCISPR範囲内の全レベルに適用する。測定方法はCISPR 16のパート2-3、無線妨害に関する詳細情報はパート3、不確かさ、統計および限度値モデリングはパート4にそれぞれ記載されている。この第4版は、2010年発行の第3版および修正票1:2012、修正票2:2017を廃止して差し替わる。この版は、技術的な改訂から構成され、前の版に対して以下のような重要な技術的変更が含まれている。

・周波数範囲30 MHz ~1000 MHzで参照サイト法を使用した試験サイト検証を扱う規定を追加
・周波数範囲1 GHz ~18 GHzの受信アンテナ放射パターンを考慮する規定を追加
・周波数範囲30 MHz ~ 1 000 MHzで広帯域アンテナを用いたNSA測定法を使用するサイト検証の詳細な説明を追加

 詳細はIEC のウェブへ。(2018/01/08)
https://iec.us13.list-manage.com/track/click?u=bac9e60f5454042ad8655a825&id=0683bba7a8&e=e5abdc759b