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RFスペクトラムの詳細分析に:科学調査用スペアナ向け、CRFS社のツールキット

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 英国のテクノロジー企業のCRFS社は、新しいソフトウェア・ツールRFeye DeepViewを発表した。DeepViewは、鍵となる2つの方法がユニークである。第1に、間欠的あるいはノイズに隠れている調査対象の信号を発見するためユーザーがRFスペクトラムを詳細に分析できること。第2に、膨大なデータセットの分析も今までになく簡単かつ高速にできること。レビューするのに何日もかかっていたのが数分で分析できる。
 特に散発的な干渉を引き起こすような期間が短く低電力の信号は、多くの場合RFスペクトラムに存在する膨大な量のデータから分離して特定するのが非常に難しい。DeepViewは、特定の時間と周波数をデータベースの下層部まで迅速に調べて探し当て、調査対象の信号を分離するのに役立つ。ナノ秒のバースト信号であるI/Qデータは、さらに分析し復調するためにエクスポートできる。
 CRFSのセールス責任者のJon Bradley氏は「RFスペクトラムはますます過密になっていて、調査対象の信号は簡単に他に紛れて隠れてしまったり失われたりする」と話す。「DeepViewは、迅速かつ簡単に信号を細部まで調査し、調査対象の信号を分離するのに役立つ。また極めて高い分解能で観察し分析できる。DeepViewの強みはRFeye Recorderとともに使うと全てわかるはずだ」と同氏は付け加えた。高帯域レコーダーは18 GHzまでのスペクトラム・データの解像度を減らさないで忠実に捕捉できる。DeepViewとレコーダーがあれば、信号を逃すことはない。例えば、あるシステムに対する妨害に悩まされている顧客は、DeepViewとレコーダーを用いてスペクトラム・データを記録・分析することで妨害源を見つけ出し、ほんの数時間で問題解決に至った。DeepViewは軍用・規制・試験関連の環境で多くの用途がある。例えば監視シナリオでは、低電力の短い信号を見つけて記録し分析する能力は、信号の理解・活用に不可欠である。
 DeepViewは、航空機、レーダーや通信システムのパフォーマンスと安全に否定的なインパクトを与える妨害源を探知する際にも有益である。DeepViewは現実の世界で顧客が直面している課題に応えるため、CRFS社が特に開発したツールである。「当社は、顧客の要求に後押しされている。顧客は、RFスペクトラムを記録し科学的に分析するために非常にコンパクトなシステムの必要性を指摘し、当社チームは明確でシンプルだがとても強力なインターフェイスをもって顧客の期待に応えた。結果を見た顧客は賞賛してくれた」と、CRFS社技術部門の責任者Bo Peng氏は語っている。RFeye DeepViewとレコーダーは、CRFSのスペクトラム・モニタリングと分析ソリューションセットの一部であり、そして、軍隊、セキュリティ・
サービス、スペクトラム管理当局、システム・インテグレーターのために設計されている。
 詳細はCRFS社のウェブへ。(2018/09/07)
https://www.crfs.com/