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高いダイナミックレンジ性能を持つ低位相雑音アンプ新製品

 Pasternack社は、広いダイナミックレンジで非常に低い位相雑音性能を提供するためにGaAs HBT MMIC半導体技術を取り入れた新シリーズのアンプを発表した。新しいアンプは、性能が最小および最大の信号レベルの効率的処理に依存する場合、高性能の試験・レーダー・通信用レシーバ設計の感度やダイナミックレンジの最適化に役立つ。またノイズフロア近辺の弱い信号の増幅を必要とするシステムについては、このアンプの低い位相ノイズ性能は、送信信号の品質を抑制する不要なノイズや歪みを減らす手助けとなる。標準的な用途は、電子戦、マイクロ波無線、VSAT(Very Small Aperture Terminal:衛星通信用の超小型地上局)、レーダー、宇宙システム、試験機器、通信設備など。新シリーズの5機種は、周波数帯域1.5 ~18 GHzをカバーし、残留位相雑音レベルは10 KHzオフセットで-180 dBc/Hzと低い。その他のスペックとしては、小信号に対する利得が9 ~14dB、雑音指数の標準値が5.5dB。Psat レベルの範囲は、+16 ~ +25 dBm、出力IP3レベルは+34 dBmと高い。すべてのモデルは単一の直流電圧供給を特徴とし、入出力RFポートはDCブロッキングコンデンサ付きで内部的に50オームで整合している。これらの小型モジュール組立品に外部部品は不要で、ニッケル・メッキ下地に金メッキを施した金属ドロップイン・パッケージの頑丈なKovar(TM)、取り替え可能なSMAコネクタ付で販売される。全機種ともEAR99品目であり、MIL-STD-883のガスを含む気密性と温度サイクルの試験条件に適合することが保証されている。当社の低い位相雑音アンプの新シリーズは、高感度試験やレーダーシステム、通信用受信機等の用途で最適な低い残留位相雑音性能を持つよう特に設計されている。このような設計では、通常、長い生産期間が必要だが、当社では優れた性能を持つ5つの異なる機種の準備が整い顧客に販売できることになった」とPasternack社のActive Component Product Manager、Tim Galla氏はコメントしている。新シリーズアンプは、数量を問わず1台から即納体制が整っている。
 詳細はPasternack社のウェブへ。(2017/05/03)