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EMIの低いDC-DCコンバータ発売

 Texas Instruments社は、電磁干渉(EMI)と高周波ノイズを画期的に減らす設計の降圧型(バック型)同期式2.2MHzの2チャンネルDC-DCコンバータを発表した。主に自動車市場に向けて設計されているが、好感度の電話モデムや他の無線機器を製品に組み込もうとする際、一般的なDC-DCコンバータにより生ずる広帯域ノイズは受信機を妨害し、感度低下の原因となるのでEMI削減は特に重要である。用途としては無線機器、自動車の情報機器、ハイエンドの分散電源供給システムなど。LM5140-Q1の重要な特徴と利点は、12V/24Vの鉛蓄電池および最近よく使われる48Vリチウムイオン自動車用電池のスタート

・ストップや負荷を瞬時に取り除く(load-dump) 条件に対応する3.8V~65Vの広い動作電圧範囲で
 ある。詳細は以下の通り。
・高感度のAM放送波帯域上のスイッチングノイズを移動させて周波数ホッピングが不要になる外部
 同期能力のある動作周波数2.2MHz
・効率低下を1パーセント未満に抑えてEMIエミッションを最大10dB減少させた特徴的で調整可能な
 ゲートドライブスルー・レート(Slew Rate)制御
・「常に動作」しているアプリケーションの電池駆動寿命を伸ばすスタンバイ(負荷無しの1チャン
 ネル動作)時の自己消費電流(Quiescent Current:IQ)が35μAと低い。

 詳細はTexas Instruments社のウェブへ。(2016/05/10)