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日本TI社、新しい音声リモート・コントロールソリューションを発表

音声機能搭載の次世代リモコン・テクノロジを ワンストップ・ショップで提供。日本テキサス・インスツルメンツ社は、SimpleLink™ 超低消費電力プラットフォームにおける、新しい音声リモート・コントロール・ソリューションを発表、 音声リモコン製品分野のリーダーシップ をさらに拡げた。これらの製品はテレビ、セット・トップ・ボックスなどに、音声リモコンと超低消費電力のBluetooth® low energy、ZigBee® RF4CE™ や、複数規格対応のワイヤレス・コネクティビティを簡単に追加できる。
 開発各社は、同社のワイヤレス・マイコン SimpleLink ZigBee RF4CE 『CC2620』、Bluetooth low energy 『CC2640』や、複数規格対応した『CC2650』などの持つ超低消費電力のメリットを活かしながら、先進的なリモコン機器が構築できる。異なる無線規格や製品での設計資産の再利用が容易であり、電池動作時間を短縮せずに、音声による動作コマンドや検索、ジェスチャやポインティングをはじめとした、より進歩した特長を備え、差別化した製品を設計することができる。
 同社の複数規格対応SimpleLink 『CC2650』リモコン開発キット(『CC2650RC』)は Bluetooth low energyや RF4CEによるリモコンの開発をより簡単にする。また、この開発キットはSimpleLink SensorTag エコシステムにも接続することができ、DevPack プラグイン・モジュール群を使い機能の拡張が可能。
 また、CapTIvate™ 静電容量式タッチセンサを内蔵した『MSP430FR2633』 マイコンを使うことで、平均4μA以下の非常に低い動作電流のままで、リモコン製品の設計にジェスチャ・パッド、容量式のボタン、スライダやグリップ検出などの機能を追加することも可能である。 詳細に関しては、『CC2650』ワイヤレス・マイコンや、CapTIvateテクノロジを内蔵した『MSP430FR2633』マイコンを使ったリモコンのリファレンス・デザインについてのブログ記事(英語) をご覧ください。
 超低消費電力ワイヤレス・マイコン・プラットフォームである SimpleLink は、複数規格対応のワイヤレス通信機能、ARM® Cortex®-M3 コア、マイクロフォンへのインターフェイス、最大31本のGPIO、センサ・コントローラその他の機能を低消費電力設計で統合し、4mm×4mmから7mm×7mmの小型パッケージに内蔵している。開発各社は最新の統合性とパッケージオプションによって、音声機能を備えたRF4CE、Bluetooth low energyや複数規格対応のコネクティビティ・ソリューションをウエアラブル、ビルディングオートメーション、車載製品や、これまでテレビやセット・トップ・ボックスなどに使われてきたリモコンなど、幅広いアプリケーションに活用できる。さらに、従来のリモコン機能に加えて、ユーザによる音声でのテレビ番組の検索や録画、離れた照明機器の制御や、簡単な音声によるテキスト入力なども可能にする。

詳細情報は、日本TI社のウェブサイトを参照。(2016/06/30)