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潜在的なGPS 妨害を米空軍が懸念

「米陸軍の衛星を運用する米空軍には、元LightSquared Inc.社が提案した携帯放送サービスがGPS 信号を妨害するという懸念が依然としてあると当局トップが述べた」とBloomberg Newsが報じた。
 「空軍宇宙軍団(Air Force Space Command) の長GeneralJohn Hyten 氏は、現在はLigado Networks LLC と名乗る会社が米国の携帯電話会社になるため再調査しようとしているので、国家軍事委員会(House Armed Services)の討議前に懸念を表明した。Hyten 氏は、米陸軍が運用するGPS に対する妨害リスクを本当に減らしたかどうか見極める4月開始の新しい試験の結果をLigado 社が知りたがっていると言った」という。Hyten氏は「GPSスペクトルを侵害すべきとは思っていない。これは非常に重要で、我が国陸軍のセキュリティだけではなく「経済全体」の問題である…(中略)…。許容すべきではない。Ligado 社は、GPS が必要とされる近辺での放送電波の使用を制限すると言っているが、その埋め合わせとして天候データに使われている周波数スペクトルを商用プロバイダにもシェアするよう政府に頼んでいる」とBloomberg は伝えている。
 「空軍および運輸省による新しい試験後には相互評価があるだろう。空軍は11月までにはLigado 社の潜在的影響について詳しい理解を得るべきだ」とHyten 氏は語った。Ligado 社は元Verizon Communications Inc. の会長Ivan Seidenberg が率いており、同社の主張する新しいスペクトル計画は以前に同社を妨害したGPS 干渉の可能性を減らすだろうと提案しているという。
 詳細情報は、Bloomberg Newsのウェブサイトを参照。(2016/03/22)