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Teledyne e2v極限低照度条件向け次世代高性能CMOSイメージセンサ発表

January, 23, 2024, Grenoble--Teledyne Technologies傘下、Teledyne e2vは、評判が高いOnyx1.3M低照度CMOSイメージセンサの次世代製品、OnyxMaxを発表した。
この新しいセンサは、最小1mLuxの超低照度条件向けに設計されている。感度と画像解像度の組み合わせにより、そのレンジが広がり、過酷な条件でも小さな物体でも検出できる。これにより、OnyxMaxは科学、防衛、交通カメラ、放送、監視、国境管理、天文学などを含む、幅広いアプリケーションに最適となっている。

OnyxMaxの特徴は1.3Mpixel(1,280 x 1,024)であり、標準としてモノクロで利用でき、リクエストに応じてCFAアレンジメントも利用できる。10 x 10µmピクセルは、Teledyneの新しい最先端のHiRho独自技術で設計されており、850nm波長で58%の量子効率(QE)と63%のMTFで傑出した近赤外(NIR)感度と空間分解能が可能になっている。また、OnyxMaxは2mLux未満、60fpsで10dB SNRであり、ローリングシャッターモードおよびグローバルシャッターモードで動作し、75dBのリニアダイナミックレンジである。また、特許取得済みオンチップHDRモードも備えており、最大100dBのシーンダイナミクスを処理できる。

Teledyne e2vのLow Noise Imaging担当マーケティングマネージャAriane Le Bonは、「厳しい低照度条件で高性能を実現するように特別に設計されたOnyxMaxをリリースできることを非常に誇りに思う。このセンサは、一般的に近赤外でコントラストを失う汎用イメージセンサよりも大幅に優れた性能を発揮する。OnyxMaxはこれらの条件で見事な性能を発揮し、防衛、商業、科学市場で非常に好評好評である」とコメントしている。