June, 9, 2022, Tronto--TriLiteは、Dispelixとの提供を発表した。目的は、ARスマートグラス向けに超コンパクトディスプレイシステムを実現すること。
同システムは、TriLiteのTrixel3レーザビームスキャナ(LBS)とDispelixの先進的導波路を組み合わせる。TriLiteは、世界最小プロジェクションディスプレイの開発社、Dispelixはウエアラブル向けのシースルー導波路のリーダー。
ARグラスでは、画像生成システムにTrixel3のようなプロジェクタ、導波路が必要になる。これは主に透明で、曲がる薄いガラスかプラスチックで、マルチソースからの光ビームを眼に統合する。
Trixel3は、世界最小LBSプロジェクタ。1cm3以下の体積と超軽量1.5gで、その微小モジュールは快適な長時間装着を可能にする。また、LBSプロジェクタと導波路の間にいかなる追加のリレーオプティクスも必要としない。これは、一般に、競合製品が使うシステムサイズを2倍にしている。
Dispelixの超薄導波路と組み合わせたシステムフォームファクタは、これまでで最もコンパクトなものの一つである。つまり、ARが、サイズやスタイルに関わりなく、あらゆるグラスペアで可能になる。
TriLiteのCEO、Peter Weigandは、「Dispelixの最適化された導波路は、業界最良であり、われわれの提携は、最薄、最軽量、最高パフォーマンスのARコンシューマデバイスを市場投入することになる」とコメントしている。
DispelixのCRO、Josh Littlefieldは、「Dispelixは、TriLiteとの提携を歓迎している。同社のTrixel3レーザビームスキャナは、実に、驚嘆すべきエンジニアリングである。Trixel3は、同様に革新的導波路に値する。われわれは、TriLiteが当社を優先的導波路パートナーと見てくれたことを誇りに思っている」と話している。
システムの微小サイズに加えて、両社の提携のもう1つの利点は、TriLiteの高輝度LBSが、Dispelix導波路の大きなアイボックスをサポートしていること。このプロジェクションシステムは、過酷な屋外利用、例えばアルペンスキーグラスで必要とされる高輝度を生成できる。大きなアイボックスは、ARスマートグラスのカスタム調整を不要にし、グラス装着者が誰であろうと、真の鮮明な画像が達成される。
(詳細は、https://www.trilite-tech.com)