February, 7, 2022, Premstaetten--ams Osramは、内蔵AI、コンピュータビジョン技術の開発会社Luxonisとの提携を発表した。
Luxonisは、自動ガイド車輌(AGVs)、ロボット、ドローンなどに、物体検出や障害回避などのアプリケーション向け高品質3Dマップ作成に役立つ3Dソリューションを提供している。これらソリューションの重要なコンポーネントは、ams OSRAMのBelago 1.1 Dot Projector赤外光である。Belago 1.1は、Active Stereo Vision (ASV)に最適な、赤外VCSELチップと特殊光学系、ロバストなパッケージの組合せである。
ASVにより、2つの赤外カメラが、所定のFOVでBelago 1.1プロジェクトを読み取る。2つのカメラの画像を比較することで、奥行きが計算され、3Dマップが作られる。障害物は、3Dマップ上に検出され、ロボットは、障害物の周囲をストップ&ゴーなど、素早く行動できる。
Luxonisは、同社最新のOAK-D Pro spatial AIカメラにams OSRAM’s Belago 1.1を選択した。OAK-D Proは、AIにより高速で正確に物体を検出する。そのオープンソースソフトウエアにより、幅広いアプリケーション環境への高速、柔軟な組込ができる。Stereoカメラは、Belago 1.1 Dot Projectorを特徴としており、どんなシーンや照明条件でも、物体追跡で正確な奥行きリアルタイム検知ができる。
「Active Stereoは、ロボットでは、並外れて強力で有用である。しかし、それは、これまでは、OAKエコシステムの欠けている部分だった。われわれが信頼できるアイセーフを備えたソリューションを求めていたからである。当社のシステムは開放的であるので、アイセーフは極めて重要であった。Belago 1.1を見つけたとき、歓喜した。そのアーキテクチャにより、シンプルでロバストなアイセーフが可能になるからである。これによりLuxonisと顧客は、アクティブステレオ奥行きを安全に、自信を持って組み込むことができ、計り知れない応用を解放できる」と同社CEO、Brandon Gillesは、話している。
Belago 1.1 Dotの特徴は、奥行き性能を改善した赤外パタンプロジェクタ。製品は、5000の個別光ドットを持つ。これは、VCSELとMicro Lens Array (MLA)光学系の組合せで作られている。
「Belago 1.1は、非常に安定したフォーカスフリードットプロジェクタであり、シーンのテクスチャ、ASV奥行きパフォーマンスが増強されている。Luxonisの最新ASVカメラに適用されたことで顧客は、幅広い範囲のアプリケーションでターンキー3Dソリューションを迅速に採用できる」とams OSRAMのSenior Marketing Manager、Joerg Wertliはコメントしている。
コンパクトな4.2 mm x 3.6 mm x 3.3 mmにより顧客は、省スペース設計が可能になる。Belago 1.1は、環境光条件とは独立に、940nmの光をオペレーション用に放出する。ロボットの経路は、1~3mの距離で高信頼に検出され、衝突が回避される。Luxonis OAK-D Proは、ams OSRAMのSFH 4725AS A01 赤外 LEDも使用している。
(詳細は、https://ams-osram.com/)