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浜松ホトニクス、演算機能内蔵型プロファイルセンサを開発

August, 25, 2021, 浜松--浜松ホトニクスは、回路設計を見直すことで、スポット光の入射信号をチップ内で演算し、入射位置情報を出力する機能に特化した「演算機能内蔵型プロファイルセンサ S15366-256」を開発した。
 入射位置を座標データとして出力することができるため、外部コントローラによる演算処理が不要となり、測量機器の小型化や軽量化、低価格化が期待される。また、高速読み出し機能やスポット光の自動追尾機能も備えており、ファクトリーオートメーション(FA)分野への応用拡大が見込まれる。

製品の主な特長
1.演算機能を内蔵
これまでは、画像データや射影データを外部コントローラで演算し入射位置を検出していた。新製品では、チップ内に重心演算回路を搭載することで、入射位置を座標データとして出力することが可能になった。これにより、外部コントローラが不要となる。

2.高速出力
一部領域の画素からの信号だけを使用する部分読み出し機能と、近接する複数の画素を一つの画素として使用するビニング動作機能を内蔵。これにより、読み出し速度を高めることで、最大 83,333 フレーム毎秒のフレームレートを実現することができる。

3.低消費電力
待機時の消費電力を抑えるパワーダウンモードを内蔵。これにより、小型で バッテリー駆動の機器などへの応用も期待される。

新製品は、測量機器やFA機器メーカーに向け、9月1日(水)より販売を開始する。

(詳細は、https://www.hamamatsu.com)