フレームレート100kHzを超える高速ImageIR 5300カメラ

August, 7, 2020, Dresden--InfraTecによると、同社のハイエンドカメラシリーズImageIRのImageIR 5300は、時間分解能に関して、ここ数年、最上位モデルだった。この特別な位置は、ディテクタによるものである。その高感度素子は、従来のディテクタのものより大きく、距離30µmに配置されている。結果的に、同モデルは非常に優れた熱感度0.0015 Kを達成している。この優れたSNRは、技術的に関連する物体の温度に対して10 µs以下という積算回数によるものである。その結果、105kHzまでのフレームレートが実現可能である。こうしたことから、赤外カメラは、計測ソリューションおよびテストに使用されることになっており、非常に迅速に熱処理を捉え記録する。

この例は、燃焼プロセスの分析である。他には、研究の様々な領域に見つけることができる。レーザ技術が利用される、航空宇宙分野の空力学やフロー技術は、そのようなハイフレームレートに関係している｡

高時間分解は、自動車産業では摩耗プロセスの分析でも役割を果たす。この領域では、ImageIR 5300も、そのコンセプトの力を実証している｡InfraTecの自動Thermal Rotate Check (TRC) IR回転テストシステムは､このためのフレームワークを提供する｡この一部として赤外カメラは､タイヤやブレーキなど高速回転コンポーネントの正確な解析をサポートする｡そのような解析結果は､テスト対象が連続動作にどのように対処しているかについての重要な情報を提供する｡磨耗の証拠があり､それらがいかに重大であるか､またどんなメカニズムがそれらの原因であるかという情報である｡

さらなる高速化
ImageIR 5300の改善されたフレームレートは､ユーザがこのモデルを使って産業および科学の幅広い範囲のタスクを解決できることを保証するものである｡そのモジュラー設計は､オプティクス､ディテクタ､インタフェースモジュールで構成されているるので､幅広い計測シナリオへの適用が容易である｡組み込まれたプロセスとトリガーインタフェースにより､赤外カメラは､解析のための外部プロセスとの正確な同期か可能である｡また､ImageIR 5300の場合､これらのプロセスは､直ぐに最大速度で接続可能である｡