June, 9, 2020, Santa Clara--OmniVision Technologies, Inc.は、 世界初の自動車グレード、ウエハレベルカメラ、OVM9284 CameraCubeChipモジュールを発表した。この1メガピクセル(MP)モジュールは、コンパクトサイズ6.5×6.5 mmであり、隠れて見えないが、ドライバモニタリングシステム(DMS)設計者キャビン内の配置で最大限の柔軟性が得られる。加えて、自動車カメラモジュールの中では最小消費電力であり、最も近い競合よりも50%以上低い。このため、非常に小さなスペースで、可能な最小温度で連続動作する。画像品質は最高である。
OVM9284は、OmniVisionの OmniPixel 3-GS グローバルシャッタピクセルアーキテクチャに立脚している。これは、940nm波長でクラス最高の量子効率を提供しており、ほぼあるいは真っ暗闇で最高品質ドライバ画像となる。集積OmniVision画像センサは、3µmピクセル、1/4″光フォーマット、1280×800解像度。
Yole Développement、主席アナリスト、Pierre Cambouは、「DMS向け加速市場活力が、、2019-2025年にCAGR 43%を生み出すと予測されている。DMSは、恐らくADASカメラの次世代ストーリーである、ドライバーの注意散漫が大きな問題になっており、規制当局の注目するところとなっているからである」。
「ほとんどの既存DMSカメラはガラスレンズを使用している。これは大きく、注意散漫を回避するためにドライバーから隠れることは難しい。また、ほとんどの自動車モデルには高価格過ぎる。当社のOVM9284 CameraCubeChipモジュールは、世界で初めて自動車設計者に小型サイズ、低消費電力、ウエハレベルオブティクスのリフロー可能形状を提供する」とOmniVisionマーケティングディレクタ、Aaron Chiangは説明している。
OVM9284は、単一のコンパクトパッケージにOmniVisionの画像センサ、シグナルプロセッサ、ウエハレベルオブティクスを集積している、これは、多くのベンダとの複雑な取引を減らし、供給信頼性を高める。同時に開発時間を早める。さらに、従来のカメラと違い、すべてのCameraCubeChipモジュールはリフロー可能である。このことの意味は、自動表面実装アセンブリ装置を使い、それらを他のコンポーネントいっしょにPCBに搭載できるということであり、これはアセンブリコストを下げながら品質を高める。
OVM9284モジュールサンプルは、現在提供中であり、量産は2020年Q4の予定。
(詳細は、https://www.ovt.com/)