マシンビジョンのサプライヤ、CognexがMoritexを買収

September, 4, 2023, 東京--コグネックス(Cognex Corp.)は、は株式会社モリテックス（Moritex Corporation、）を CITIC Capital Holdings Limited のプライベートエクイティ部門の Trustar Capital 関連ファンドから 400 億円（約 2 億 7,500 万ドル）で、全額現金で買収することに合意したと発表した。
モリテックスは光学部品の世界的なリーディングプロバイダであり、日本で強力な存在感を示している。コグネックスの社長兼 CEO、Robert Willett は次のようにコメントしている。「コグネックスでは、最先端のマシンビジョンソリューションをメーカーに提供している。コグネックスは長い間、モリテックスの光学部品をコグネックスの事業の重要な要素として高く評価し、販売してきた。コグネックスでは、マシンビジョンは人間の目や脳のように機能すると言及していることがよくあるが、コグネックスのビジョンシステムは脳に相当し、モリテックスの光学部品は目に相当する。これらの補完的な技術を組み合わせることで、顧客に提供するソリューションが合理化され、より高度で統合された提案が可能になる。今回の買収で光学部品セグメントに進出することで、コグネックスの対象市場が拡大し、日本のマシンビジョン市場への浸透が深まる」。

モリテックスは 50 年の歴史の中で、高品質で標準的な光学部品を提供する業界リーダーとしての評判を確立してきた。モリテックスは、幅広い産業市場の装置メーカー向けに、高精度ソリューションを開発・販売している。
モリテックスのCEO、佐藤隆雄社長は「モリテックスは、顧客に最高の光学ソリューションを提供するというミッションに取り組んでいるので、コグネックスに加わることを喜んでいる。モリテックスのクラス最高の光学部品をグローバルなマシンビジョンリーダーと組み合わせることで、新たな成長の機会が生まれる。今回の買収により、コグネックスの幅広い顧客基盤にモリテックスのソリューションを提供し、より包括的なマシンビジョンを提供できるようになる」と話している。
(詳細は、https://www.moritex.com/)