October, 25, 2021, San Jose--世界最小プロジェクションディスプレイの開発社、TriLiteは、新たな資金調達で800万ユーロを獲得したと発表した。これにより顧客は、量産ARアイウエアをコンシューマ市場に投入できるようになる。
今回の資金調達ラウンドに参加したのは、APEX Ventures, B&C Innovation Investments, Hermann Hauser Investment, TEC Ventures and QC•Venturesなど。
TriLiteの超コンパクトプロジェクションディスプレイは、コンシューマARやMRアプリケーションに最適であり、AR/MRグラスは、普及を阻んでいたかさばりと重量を最終的に克服できる。HMDsの世界的な出荷は、2020-2027年にCAGR 60%成長が予測されている。TriLite独自のレーザビームスキャナ(LBS)技術は、基本的に、この成長を可能にするものである。
TriLiteのCEO、Peter Weigandは、「今回の新規資金調達により当社はイノベーションに投資し、当社の競争優位性を高める。同時に、当社の特許ポートフォリオを一段と強化し、製造サービスプラットフォームを構築する」とコメントしている。
過去10年に及ぶ先駆的開発に立脚した、TriLiteのTrixel 3は、世界最小にして最軽量のプロジェクションディスプレイである。総容量は0.92㎝3。Trixel 3は、マイクロ光RGBレーザ光源とMEMSミラーを組み込んでおり、高輝度、高品質画像の生成が可能になっている。同時に最小消費電力のベンチマークを定めている。
業界トップのハードウエアに加えて、TriLiteは革新的なソフトウエアをしっかりと開発してきた。これにより、開発社は、同社のソリューションを容易に採用できる。ソフトウエアに含まれるのは、独自のキャリブレーションアルゴリズムで、これは、光学系のサイズと複雑さを最小化することができる。
TriLiteは、同社顧客のTime to Marketを促進し、ロバストな大量供給網を提供する製造プラットフォームを提供する。このプラットフォームによりTriLiteは、同社独自の製造可能性専門知識と業界トップのパートナーとを統合して、エンドユーザに実りが多い増産を確保する。
(詳細、https://www.trilite-tech.com)