November, 18, 2020, Santa barbara/Dublin--Continentalは、LiDARパイオニアAEye, Inc.に過半以下の投資をしてLiDARセンサポートフォリオをさらに強化する。
LiDARセンサは、カメラやレーダー以外では、自動運転の重要技術である。Continentalは、LiDARセンサだけに20年以上の実績を積み上げてきた。AEyeは、増幅可能1550nmレーザと特許のフィードバック制御MEMSスキャナとを組み合わせた長距離LiDAR技術を開発している。この技術は、ソフトウエアで設定され、自動車メーカーの車両やアプリケーションに最適化できる。AEye LiDARは、高ダイナミック空間分解能と長距離検出を統合しているので、乗用車と商用車アプリケーションに最大効力を発揮する。車両は300m以上の距離で検出可能であり、歩行者は200m以上の距離で検出される。160mの距離で多点計測によりブリックのような小さく、低反射物体を検出するAEyeの能力は、乗用車と商用車の両方で自動運転にとって重要である。Continentalは、このLiDAR技術を利用し、そのセンサを産業化して、完全自動車グレード製品を供給する。最初の量産は、現状では、2024年末の予定である。
AEyeと提携することで、Continentalは、同社の既存短距離3D Flash LiDAR技術を補完する。この製品は、今年後半に量産に入り、世界の高級車プログラムで高度な自動運転をサポートする。High-Resolution 3D Flash LiDAR (HFL)の生産スタートは、重要な転換点になる。それは、世界の自動車市場で量産に入る初の高分解能固体LiDARセンサである。
AD SAE level 3以上が可能な自動運転車は、物体や車両周囲で有用な軌跡を検出するために、カメラ、レーダー、LiDARを含むセンサ設定を必要とする。LiDARセンサは、強力、高分解能でロバストな3Dピクセルレベル検出を提供する。Continentalは、短距離および長距離センシング適合自動車グレードLiDAR技術を利用する。短距離では、3D Flash LiDAR技術は、データフレーム当たり1パルスで(グローバルシャッタ技術)シーン全体を照射し捉えることで迅速かつ正確に3Dピクセル画像を提供する。長距離でロバストな物体検出には、1550nm機動的LiDAR技術が、平方度あたり1600ポイントを超えるソフトウエア設定可能HD分解能と、300mを超える検出範囲の実証済みの組み合わせを提供する。特許となっているMEMSベースAEyeのLiDAR設計は、非常に堅固な信頼性があり、悪天候や悪路条件下でも妥協のない性能を発揮する。
重量が大きく、停止距離が長い商用車は、安全な自動運転を可能にするには特別な問題に直面している。こうした車両の自動化は、自動化された決定と行動のための十分な処理時間を保証する最大センサ範囲と分解能を必要とする。
「全3環境センサ領域の先進的技術を統合することで、自動車メーカーに利益をもたらす相乗効果を実現することができる。Continentalは、全3センサ技術とソフトウエア開発に膨大な専門知識を有している。1550nm MEMS LiDAR技術を利用できることは、このセンサ戦略成功で新たな一歩になる」とPetznickはコメントしている。
(詳細は、https://www.aeye.ai/)