February, 16, 2021, Bonn--ボン大学の研究チームは、非常に簡素な方法で髪の毛の細さの光ファイバを作製した。極めてコンパクトで安定的であるばかりか、色のチューニングができる。すなわち、量子技術や温度センサ、あるいは大気検出センサに利用可能である。この成果は、Optics Expressに発表された。
光ファイバは、温度、化学分析など、非常に高感度のコンパクトでロバストなセンサ構築のベースである。
光共振器、光フィルタは、白色光から非常に狭線幅のスペクトルを切り出す重要なコンポーネント。最も簡素な場合、そのようなフィルタは、2つの対向ミラーで構築され、時計の振り子のように精密に光を前後に投げる。フィルタリングされた光の色は、そのミラー間の距離で決まる。
高品質の最適ミラーは、しばらく前から髪の毛のようなファイバ端に集積されていた。ボン大学の研究チームは、そのような髪の毛のような光ファイバ共振器を簡単に構築することに成功した。共振器は、コンパクトで安定的であるばかりか、色のチューニングもできる。また、ミラーを取り付けたファイバ両端を接着させてフェルールにし、これをピエゾ結晶で伸ばし、ミラー分離を制御できる。
「微小化光ファイバは、フォトニクスや量子技術を21世紀の決定的技術にする際に役立つ」とボン大学、応用物理学研究所教授、Dr. Dieter Meschedeはコメントしている。
微小化された高安定精密フィルタは、多くのアプリケーションに有望である。光エネルギーを小さな容量に蓄積する。すでに単一フォトンの効率的蓄積と操作が可能になっている。その高感度は、例えば、気体の検出など、非常にコンパクトな選択的センサの構築を示唆している。。
(詳細は、https://www.uni-bonn.de/)