April, 28, 2021, Lannion--iXblue Photonicsは、高複屈折偏波保持ファイバを発売した。ターゲットは、1550nmで動作するコンパクトな光ファイバジャイロの量産。
このファイバは、30年に及ぶPolarization Maintaining Gyroファイバの経験に基づいており、特徴は、最高複屈折、業界最短ビート長633nmで- 0.9 mm。したがって、製品は、極小径でも(30㎜以下)、光ファイバジャイロコイルで高い偏波消光比を提供する。この記録的な複屈折は、他の重要な光仕様に全く影響を及ぼさない。減衰、MFDおよびNAは、不変であり、曲げた構成でも、低損失、優れた結合を保証する。
「当社のTigerタイプファイバ(楕円クラッド)により、複屈折ストレス増に向けて、クラッドの材料組成に取り組むことができた。また、コアの完全丸形を維持することができた」と同社製品マネージャ、Thomas Villedieuは説明している。「他の技術では、そのようなレベルの柔軟性は得られない。例えば、PMFでは、直ぐに応力ロッドサイズに制約される。Bow-Tieタイプは、コアが極度に変形する。われわれはクラッド形状にも取り組んだ。標準的なPM融着接続機がよく認識できるようにするためである。標準的なPMパンダファイバとの融着性は優れている。この点は、当社顧客の製造フロアにおけるシームレスな統合にとって重要な点である」。
この新しい“IB”ファイバ(“High Bi”)は、FOGメーカーに新たな可能性を開く。今では、動作温度範囲で優れたPERを維持しながら、小型コイルを製造することができるからである。外部被覆径は、80µmクラッドファイバで128µmまで低減され、コイルの外側サイズのさらなる低減、シュッペ効果(Shupe effect)の制限に役立つ。
iXblue Photonicsファイバ部門、ビジネス開発マネージャ、Nicephore Nicolasは「FOG技術が多様な、多くの分野に広がっている。これは、あらゆる種類の環境(陸,空、海)で自律ナビゲーションが後押ししているからである。したがって、小型化されたジャイロの必要性が増している。最初の顧客からのフィードックは素晴らしいものである。システムのPER 5dB以上増加と報告している」と話している。
(詳細は、https://photonics.ixblue.com)