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ピコ秒パルスレーザの紫外モデル
掲載日:2013/1/30
独PicoQuant社のピコ秒パルスレーザ「LDH-FA」シリーズに266nmモデルが追加された。同シリーズの優れたピコ秒パルス特性を保ちながら、新波長での発振モデルを実現したのがポイント。時間分解蛍光分光やSTED顕微鏡、生物化学解析などをはじめとした広い用途に向く。今回の紫外域モデルによって、深紫外励起蛍光寿命測定など、新しい波長帯への応用が可能になる。
266nmピコ秒パルスレーザの中心波長は266±3nmで、スペクトル幅は0.5nm、パルス幅は<80ps。繰り返し周波数は1~80MHzの間で任意に変調が可能である。平均出力は80MHzにおいて>1mW。
LDH-FAシリーズはMOFA(Master Oscillator Fiber Amplifire)方式を採用することで、従来の半導体レーザで発振できなかった波長を実現した。PicoQuant社の赤外ピコ秒パルスダイオードレーザをシード光に用い、偏光やパルス幅などの特性を保ったまま、シングルまたはダブルステージのファイバアンプで出力増幅する。またTECクーラーを使用することで、発振を安定化するとともに従来の励起用レーザより小型化している。266nmのほかに531、766、1064、1532nmの波長をラインナップしている。時間分解蛍光寿命測定や生物化学解析、時間分解半導体特性評価、ファイバレーザのシード光などに利用されている。
(株)日本レーザー
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