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サーモグラフィの超高画質モデル
掲載日：2012/6/4
日本レーザーは独Jenoptik社製サーモグラフィの携帯型モデル「VarioCAM HD」および据付型モデル「IR-TCM HD」の販売を開始した。従来製品にはなかった最大2048×1538ピクセルという超高画素が特徴。これはJenoptik社独自の画素拡張機能（RE）により実現され、50mK NETDの温度分解能までも可能にした。またREを使用しない1024×768ピクセル時では、最大30Hzでのリアルタイム温度計測が可能。さらにフレーム数を限定することで、最大240Hzというフレームレートを達成している。波長感度域は7.5～14μm、測定温度範囲は-40～1200℃（オプションで2000℃）。
VarioCAM HDはさらに、重荷軍事用途などで使用されてきたレーザレンジファインダーを標準装備、これと連動した温度補正やフォーカス機能の搭載、内蔵のGPSモジュールと連動した正確な地理座標情報を得ることもできる。用途は産業用R&Dや研究開発、製造工程での欠陥検査・品質管理、建造物の外壁剥離や、空気漏れ・水漏れの発見など。
IR-TCM HDは研究開発や、プロセス制御、マシンビジョン、セキュリティや航空イメージング、軍事工学などのアプリケーションに向く。
（株）日本レーザー
レーザー機器部
Tel:03-5285-0863
