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イベントレポート
「LEDバレイ徳島展」徳島県、LED応用製品の展示会場を東京に開設
開催日：2011/11/22～2012/3/31
徳島県および公益財団法人とくしま産業振興会は、徳島県のLED応用製品を紹介する展示場「LEDバレイ徳島展」を11月22日、リビングデザインセンターOZONE（東京都新宿区）内に開設した。徳島県のLED産業を紹介することによってあらたなニーズを探り、県内の産業振興につなげる狙い。開設期間は2012年3月31日までの予定。
今回、東京に展示場を開設した理由について、徳島県商工労働部産業戦略課 課長の田尾幹司氏は「徳島県のLED関連企業はものづくりの力はある。次はデザインを含めた応用面が課題だと考えている。OZONEを訪れるデザインに関心の高い人たちとともに新しいニーズを形にできれば」と語る。展示会場には県企業が製造するLEDの紹介パネルや屋内・屋外灯をはじめさまざま製品が並ぶ。また各企業のパンフレットや、一部の企業とスカイプで直接商談ができるパソコン2台も用意している。
会場に並ぶ製品はLEDディスプレイや卓上サイズの植物栽培ユニット、集魚灯、周辺器具など。また住居の一部を模したスペースには室内照明や木製の表示灯、コップを置くと光るコースターなどの応用製品を展示する。
来場者がLED製品の具体化について相談したい場合は会場の相談員が応じる。また各社のパンフレットを用意するとともに、一部の企業はスカイプを使用して商談も行える。「徳島県というと心理的に遠いと感じられるかもしれない。そのハードルを少しでも取り除くことができればと思い用意した」（田尾氏）。
徳島県には日亜化学工業をはじめ多数のLED関連企業が集積している。2007年から「LEDバレイ構想」を進めており、関連企業を誘致するとともに、県立工業技術センターで照明評価設備を購入するなど、LED産業振興のための取り組みを進めてきた。その結果2010年9月にはLED関連企業が100を超えたという。今後、LEDの一般製品化が進むとともに節電対策など需要が一気に高まると予測されることから、東京での展示場の開設に至ったという。
「LEDバレイ徳島展」
会期：2011年11月22日～2012年3月31日
開館時間：10:30～19:00
休館日：水曜日（祝日は除く）、年末年始
場所：新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー 7F（リビングデザインセンターOZONE 内）
www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/1232.html
LEDバレイ徳島展の様子
卓上サイズの植物栽培ユニット
スカイプで徳島県の一部のLED関連企業と商談が可能
デザイン性や演色性などの一般のニーズを探っていきたいという
