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ハンディタイプサーモグラフィ
掲載日:2011/6/20
日本レーザは、米フルーク社があらたに開発したハンディタイプサーモグラフィ「Tiシリーズ」の新モデル「Ti27」「Ti29」の販売を開始した。今回の新モデルの特徴は、従来モデルよりも画素数・性能を向上させた一方で価格を抑えたことである。予防安全、検査などの用途を想定している。
フルーク社では近年サーモグラフィの製造・開発に力を注いでいる。特に低価格のハンディタイプのサーモグラフィは、設備メンテナンス・設備施工の場でのさらなる需要が見込まれることから、新モデルを積極的に発表している。同製品はとくに可視画像機能も有しており、温度画像と可視画像を同時に撮影し、重ね合わせることができる。これにより熱画像の明確な管理レポートの作成が可能となる。操作性を高めていることも特徴で、スマートフォーカスや音声コメントの追加などをはじめとするすべての機能が、親指を使ってワンタッチで操作できる。
同製品は従来よりも的確かつ容易に異常を予知・発見することを目的としている。応用例として電気設備メンテナンスやモータープロセスメンテナンス、電子基盤などの設備診断、品質管理、室内の断熱・結露・含水診断、エアーバランス、エネルギーロス、外壁の建物診断などが挙げられる。堅牢性についてとくに配慮されており、2mの高さからの落下に耐える設計となっている。画像解析、レポート作成ソフトウェアが標準で付属しており、無償でバージョンアップが可能。価格は80万円から90万円。初年度に10台程度の販売を見込んでいる。
(株)日本レーザー
システム機器部
Tel: 03-5285-0862
www.japanlaser.jp/