関連イベント
関連雑誌
Product Details 製品紹介 詳細
ナノ分光イメージングシステム
掲載日：2011/5/17
日本レーザーは、米サイトビバ社製のナノ分光イメージングシステムHSI（Hyperspectral Imaging System）の販売を2011年5月から正式に開始した。 サイトビバ社はアラバマ州オーバン大学により開発された～100nmの分解能を有する光学顕微鏡の販売を行うために2006年に設立。現在では、ナノ分解の光学顕微鏡に加え、蛍光／非蛍光同時アダプタ、ナノ領域の測定が可能な顕微分光イメージングシステムの製造／販売を行っている。 近年、ナノ領域のドラックデリバリ、バイオセンサ、素材などの開発が盛んになっているが、生物サンプルの観測については、高ピークレーザ光を必要とする共焦点レーザー顕微鏡、および真空環境を必要とする電子顕微鏡では、その観測に困難な点が多く存在する。 そこで、ナノ領域生物サンプルの観測およびその顕微分光イメージの取得のため、サイトビバ社製のHRAナノイメージングアダプタと顕微分光ユニットを組合せ、ナノ領域での顕微分光イメージングシステムの開発を行った結果、完成したのがナノ分光イメージングシステムHSI。 HSIでは、あらかじめ取得したナノ粒子の分光情報から、サンプル内でのナノ粒子分布イメージングの取得が可能。通常環境下での測定が行える光学顕微鏡を基本としたシステムのため、環境チャンバと組合せることによって、生物サンプルの長時間ナノイメージング観察も可能である。 ナノ領域のドラックデリバリ研究、ナノバイオセンサ開発、分子構造解明、ナノ毒性学、ナノ物質の経皮毒性化学物質観測、ナノ粒子の分散・拡散・凝集過程および状態の観察、ナノバイオリアクター開発、ナノ素材特性改善などに最適。空間イメージング分解能は<150nm、波長イメージング分解能は＜3nmで、最大10サンプルのマッピングデータ取得可能。 価格は2000万円。初年度は日本国内で5台の受注を見込んでいる。
(株)日本レーザー
システム機器部
Tel: 03-5285-0862
http://www.japanlaser.jp
