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OLED FRIT溶接向けダイレクト・ダイオードシステム
掲載日:2011/1/13
コヒレント社は、ファイバ出力タイプのダイオードレーザシステムHighLight FAP 60(波長:800〜820nm、出力:60W)をリリースした。
HighLight FAP 60 は、OLED ディスプレイのFRIT 溶接やその他の産業用熱加工応用で求められる、優れた加工の均一性と高いスループットを実現する。また本モデルは、高い出力安定性(出力変動率± 1% )や、ジッタフリーの高速立上り時間(>50μs)などを特長とした優れた出力特性を持つ。さらに、4枚のレンズイメージャ(オプション)を使用することで、倍率の可変性と、トップハットのビームプロ
ファイルが得られる。
独自のファイバカップリングモジュールを採用し、過酷な使用環境を強いられる産業用途において、ダウンタイムとランニングコストを最小化。またシステムは標準コネクタ付きの20mのファイバを使用しているため、不具合が発生しても、素早く交換でき、さらにダイオードの損傷リスクを最小化するために、戻り光を検出すると直ちに、ダイオードをシャットダウンするモニタを内蔵している。加えて、コヒレント社のAAA(アルミニウムフリー)ダイオードを使用し、数万個のフィールド実績があるFAP(ファイバアレーパッケージ)技術を採用することで、高い信頼性と長寿命を実現する。
典型的な熱加工応用である、スマートフォンのOLEDスクリーンのFRIT溶接に最適である。このスクリーンは、ガラス-OLED-ガラスのサンドイッチ構造で構成された大型パネルで、レーザは、デバイスをシンギュレーションする前に、フロントとリアのガラスプレートを融合する工程で用いられる。なお、HighLight FAP 60のトップハットプロファイルは、特に材料の周辺ダメージを防ぐのに有用。
コヒレント・ジャパン(株)
産業用レーザセールスグループ
Tel: 03-5635-8700
www.coherent.co.jp