Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 17, 2014, Newton--ボドキン(Bodkin Design and Engineering)の新しい先進的な医療イメージングシステムにより、データを正確に示し、複雑な微細試料をリアルタイムで分析できる。
VNIR-90 Hyperspectral Imagerは、固定組織あるいは生体内試料のスペクトラル画像を1枚の映像フレームで撮り、直ちに特定し、分析できる。
ハイパースペクトラルイメージングは、生物学、生物医学の複雑な試料を理解するための強力なツール。人の目は可視光を3つの帯域(赤、緑、青)で見るが、スペクトラルイメージングはスペクトラルを人の目には見えない数100の帯域に分ける。全ての材料はスペクトラル「特性」を持っており、これによって材料とその関連の特性が定まる。
一般的なハイパースペクトラルイメージャは長い時間をかけてキャプチャする。生きた組織試料で研究が行われている場合などでは高速サンプリングが重要であり、このようなアプリケーションで正確なデータ取得ができない。ボドキンのVNIR-90は、特許となっているHyperPixel Array(HPA)技術を使ってスペクトラルデータと空間情報を統合してビデオレートで3Dハイパースペクトラル「データキューブ」を作る。
その結果は、ブレなく最大のSNRで90以上スペクトラル帯を見る能力。医療イメージングにおけるこの画期的な技術により、研究者やヘルスケア担当者はリアルタイムで生物試料の正確なスペクトラル情報を取得し、血流、有糸分裂、細胞自然死(アポプトーシス)、飲食作用(エンドサイトーシス)などの過程に関連する化学変化を観察することができる。
ボドキンデザインは、顕微鏡でのVNIR-90利用の詳細を説明するホワイトペーパーを発表している。それによると、VNIR-90のビデオフレームレートは60fps、リアルタイムで生物試料のスペクトラル情報をピクセル毎に正確に取得する。スペクトラル範囲は500～900nm、解像度は5nm。
(詳細は、 www.bodkindesign.com)