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サルモネラ菌検出をレーザセンサでスピードアップ

February 19, 2014, West Lafayette--パデュー大学(Purdue University)の研究チームは、食品サンプルで増えるサルモネラ菌を従来の検出法よりも3倍速く特定するレーザセンサを開発した。
BARDOTと言う装置は、細菌コロニーをスキャンし、明確に特定できるように白と黒の「フィンガープリント」を生成する。サルモネラ菌特定にかかる時間は、BARDOTでは24時間以内。
現在のサルモネラ検出法は結果を出すのに72時間かかり、細菌コロニーの人工的変更の必要性もよくある。BARDOTシステムは、自然のままの特性に光を照射して細菌コロニーを特定する。そのコロニーは後の研究用に残しておくことができる。装置は最小限のトレーニングで操作でき、狭い場所でも使える。
BARDOTのサルモネラ特定能力を確認するために、食品科学教授、Arun Bhunia氏の研究チームは、寒天プレート上で、汚染された鶏肉、ほうれん草、ピーナッツバターの洗い流し液から16時間かけて細菌を培養した。プレートを球形の細菌コロニーでカバーした後、個々のプレートを、電子レンジサイズのBARDOT内に設置し、コロニーをスキャンした。
BARDOTは、95.9%の精度でサルモネラ菌を特定した。また、最も一般的なサルモネラ血清型の8つ明確な細菌種内の変種を個別に区別した。特殊血清型を特定することは、細菌を感染源までたどるのに役立つ。
ポスドク研究助手で、この研究の筆頭著者であるAtul Singh氏は「BARDOTは効果的な予備スクリーニングツールである。特に膨大なサンプルをテストする食品加工では有効だ。BARDOTのスクリーニングは迅速かつ安価である」と語っている。
多くのツールが1種類の細菌しか検出できないのに対して、BARDOTは1回のスキャンでプレート上の病気の原因となる細菌の多数のタイプを検出できる。また、BARDOTは、大腸菌、ビブリオ菌、リステリア菌、バシラス菌など多くの食品媒介病原菌を特定できる。
(詳細は、 www.purdue.edu)

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