Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 29, 2014, Newark--ライトウエイブロジック(Lightwave Logic, Inc)は、多数の発色基を混ぜ合わせて単一のポリマホストを作る新たな方法を開発した。これにより強力な有機非線形オールオプティカルポリマを作製する能力が大幅に改善される。
ライトウエイブロジックは、高速光データ通信や光コンピューティング向けに次世代のフォトニックデバイスや光ポリマ材料システムの開発に注力している技術系企業。
同社の新しい合成化学プロセスにより多数の発色基(ダイ)が単一のポリマホスト内で相互作用する。この独自のプロセスにより、傑出したEO値を示す2つの新しい材料系が生まれた。さらに、初期の熱安定性は市販の有機非線形ポリマ材料系と比べて最も優れている。ライトウエイブロジックと戦略的パートナーは、この材料システムを同社の先端フォトニックデバイスデザインに組み込むに先立ち、現在、経年変化を含む主要なパフォーマンスの分析を行っている。
「EOポリマ開発へのこの独自のアプローチにより、選別したポリマホストで発色基化合物濃度を高めることができ、今では単一の材料と言うよりも、正確には材料系と言えるようになっている。これはフォトニックデバイス実現のための強力な有機ポリマとなり、製品の可能性としては数十億ドルの通信とデータコム市場を狙える。これらの市場は、より高速のデータレート、コスト削減、柔軟な形状を渇望しているからだ」とライトウエイブロジックのCEO、Tom Zelibor氏は話している。
「ギガビットあたり500ドル以下の価格で100Gb/s動作が可能なデバイスに対する要求は、年間数100万個と見積もることができ、有機ポリマは製造能力も価格も達成できると当社は考えている。現時点では、価格はギガビットあたり約1400ドルである」(同氏)。