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シドニー大学、シリコンフォトニクスでオンチップソリトン圧縮を観察

January 23, 2014, Sydney--シドニー大学の研究者が主導する国際研究チームは、シリコンフォトニクス結晶で初めてオンチップソリトン圧縮を観察した。
シドニー大学物理学部CUDOS(光システム用超広帯域デバイスARCセンタ)のAndrea Blanco-Redondo、Dr Chad Huskoは、「人毛程度のサイズのシリコンフォトニック結晶における光ソリトン波は、今後の集積光通信システムに重要な識見を付加するものとなる」と語っている。さらに同氏は、「プラズマ、タンパク質、磁気、オプティクスを含む多様な物理系の至る所にソリトンは現れるので、ソリトンが最も基本的な非線形波であることは、ほぼ間違いない」と断じている。
理想的には、シリコンにおけるソリトンの振る舞いは、光ファイバのようなガラス媒体における振る舞いと変わらない。
「われわれの実験は、オンチップ通信用シリコンのようなCMOS適合材料で光回路を開発する現状の活動に活気を与えるものである、これはちょうど1980年代のガラスファイバにおける研究に似ている」(Dr Husko)。
研究チームは、CUDOSのミッションに沿って、より高速で小さくグリーンなフォトニックチップの開発を進めていく。
キロメートル長のファイバと対照的に、ソリトン伝搬はミクロンスケールで起こる。これは、フォトニック結晶デバイスにおけるスローライトによるものである。これらの成果は、集積フォトニックチップにおけるソリトンベースの機能を特徴とする光コンポーネントの微細化を可能にするものである。
「これはまだ緒についたばかりであり、ここから探求すべきすばらしい現象が他にもたくさんある」とBlanco-Redondo氏はコメントしている。
(詳細は、 sydney.edu.au)

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