Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 21, 2014, Aptos--ElectroniCast Consultantsは、防爆照明におけるLEDランプの世界消費額予測を発表した。
同レポートによると、防爆照明フィクスチャで使用されるLEDベースランプの世界的消費額は2013年に1億5150万ドル、これが年7.3％の成長率で2020年には2億4810万ドルに拡大すると予測されている。
危険な照明は、最も多い発火源の1つである。爆発性ガスや粉じんを含む作業環境は極めて危険な環境である。爆発を起こすには1回のスパークで十分である。発火源が空気にさらされていないと言うことで、防爆照明と見なされている照明はたくさんある。
EMEAでは、石油関連産業で防爆照明が利用されるので、防爆照明市場はアメリカ地域よりもわずかに成長が速いと予測されている。アメリカ地域(中南米と北米)では、当初鉱山や石油関連サブアプリケーションが成長を促進するが、後には商用/産業用、鉱山/石油関連および軍と交通関連分野が市場を牽引する。金額では、この予測期間でAPAC地域が他の地域よりもわずかに成長ペースが速いと予測されている。APAC地域の消費額では、商用/産業(工場)用途でのLEDランプの利用が成長を牽引するとElectroniCastは見ている。
特殊、パネルおよびその他のランプカテゴリは、この予測期間で最速成長ペースが予測されている。ElectroniCastの市場調査によると、特殊フィクスチャ用途(防爆/過酷環境)に特殊設計およびテストされたLEDランプは、堅調なペースで消費額が伸び続ける。
一般分野の照明用途では、広範囲の既存LEDベーススポットライトおよび様々なタイプ、サイズの標準バルブ、球がすでに防爆照明フィクスチャ市場に浸透している。とは言え、標準型LEDランプのベンダの数は膨大であるので、競争と技術進歩により平均販売価格(1個あたり)の下落は他の製品カテゴリよりも大きい。このため、金額の伸びは相対的に緩慢になっている。
蛍光管の置き換え候補と見なされているLEDベースリニア(チューブ)ランプは、防爆照明分野でニッチ市場を見いだすと予測されている。LEDリニアチューブの主要な目標市場は、ペイントスプレイブース/ファシリティ向けの照明である。蛍光管は、相対的に高効率で長寿命であることから、防爆照明フィクスチャのソリューションとして以前から受け入れられてきた。LEDの効率が、調光や演色性が直ぐにコントロールできることから、そのような蛍光管を凌駕している。
この市場予測レポートで取り上げた別の製品カテゴリとしては、過酷環境あるいはより特殊な防爆可搬フラッシュライトで使用されるLEDランプがあり、これにはウエアラブルヘッドライト(炭鉱産業で用いられるヘッドライトなど)が含まれる。