Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 11, 2013, Berlin--u2tフォトニクス(u2t Photonics AG)は、ハイパワー、高直線性50GHzフォトディテクタモジュールを実証した。このディテクタHPDV2120Rは特に、ハイパフォーマンスアナログフォトニクスアプリケーションニーズに適合させており、現在サンプル提供中。
HPDV2120Rの感度は0.5A/W超、ブロードな3dB帯域は50GHzを超えている。RF出力は20GHzで6dBm、50GHzで3dBmが実証されている。これは通常のPDと比べて10倍以上の性能。このモジュールでは、出力第3インターセプトポイント(OIP3)値の高直線性は、40GHzまでの周波数で20dBmを超えている。このハイパワーフォトディテクタは、モノリシック4エレメントアレイを採用しており、また効率的なファイバとチップ間の結合にはモード変換テーパー導波路、さらに1×4 MMIカプラを使用している。デバイスはコンパクトなパッケージであり、外付け冷却は不要。そのため、HPDV2120Rは、50GHzまでの様々なブロードバンド、ナローバンド・アナログフォトニックアプリケーションにはもちろん、ハイパワー・ハイパフォーマンス計測(T&M)アプリケーションにも適している。
この成果の詳細は、IPC 2013で発表される。