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注目すべき2014年のネットワークインフラトレンド

December 9, 2013, London--1600億ドル通信ネットワーク市場のOvumの調査から、2014年に注目すべき5つの重要なトレンドが指摘されている。これは、通信サービスプロバイダ(CSP)がコストと収益のバランスを良くしようとしているためである。スモールセルの普及、データと顧客エクスペリアンス管理、ソフトウエアセントリックなネットワークへの移行、メトロにおける光ネットワークの容量増、インフラストラクチャ・バリューチェーンにおける変化。

・Ovumの予測では、通信サービスプロバイダの収益は2018年まで低い1桁成長となる。OTTプレイヤの成長、加入者の振る舞いの変化、規制政策、これら全てがCSPのサービス収益に悪影響を及ぼす。これによりCAPEXの伸びが制限され、ネットワークインフラストラクチャベンダの売り上げの伸びも制約を受ける。より高い収益機会への投資、例えばビッグデータ関連インフラやサービス、LTE、100Gなどではベンダは一般市場を凌駕する。
・スモールセル導入の急増は2014年には起こらないが、スモールセルへの関心が拡大していることは明らかである。2014年、室内向けのスモールセルソリューションが活発になる。
・特にビデオ分析と最適化が重要になる。顧客エクスペリアンスの改善とネットワークリソース管理はますます高度になり、リアルタイムポリシーコントロール・トラフィックマネージメントやデータ解析が必要になる。これは、特にモバイルネットワークについて言えることだ。
・通信事業者は自信をもってSDN、ネットワーク仮想化、ネットワークファンクション仮想化(NFV)のトライアルと早期導入を拡大する。2014年、SDN、ネットワーク仮想化、NFVの新たな改良標準と仕様により業界は意見の一致に近づく。
・コストが下がったコヒレント光メトロソリューションが2014年に市場に出回る。ネットワークの価値は、ソフトウエア調整能力に左右されることになり、トランスポートネットワーク最適化と収益化で新たな可能性が生まれる。
・2014年、装置のバリューチェーンは、引き続きアプリケーションソフトウエアやチップに利益をもたらす方向にシフトする。NEPにとっては、チップデザインをより多く取り込むように垂直統合する道がある。商用チップサプライヤや革新的なNEPは、OTTオペレータの技術採用サイクルの短縮に悩まされることになる。

Ovumのネットワークインフラストラクチャ担当VP、Dana Cooperson氏は、「ほとんどのCSPが直面している厳しい収益環境は、近い将来に反転する見込はない。このようなトレンドに存在するNEPの課題の1つは、リソースの配分である。ネットワークインフラにおける新しいトレンドは無視できないが、企業のリソース配分のバランスが必要だ。利益が出るのが数年先になるような新しいトレンドで最上位にでるためのリソースと、寿命が限られているが利益の出るネットワークソリューションへのリソース配分との間でバランスをとることだ」とコメントしている。

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