Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 29, 2013, Clifton--エクセリス(Exelis)と同社提携企業、イノベーティブ・テクノロジー・ソリューションズ(Innovative Technology Solutions Inc)は、共同開発したTALON(Tactical Line-of-Sight Optical Network)フリースペース光通信システムの拡張評価を行い、成功させた。
米国海軍研究試験所(NRL)と協力して行った実験は、この耐久性の高いシステムが50m以上の距離で100Mbpsの高解像度画像とビデオを伝送できる能力があることを実証した。同システムは、2つの米国海兵隊戦術高架アンテナマストシステム間のデータリンクも取得、維持した。
「フリースペース光通信システムは、戦闘部隊に有線接続に依存しない大容量データリンクを提供するものだ。戦場がますますデータ駆動型になっているので、兵士に必要な情報をいつでもでこでも確実に提供することはミッションの成功にとって不可欠である」とエクセリスの集積エレクトロニクス戦争システムビジネス部長/VP、Joe Rambala氏はコメントしている。
フリースペース光通信システムは、レーザ技術を使って100kbps～数10Gbpsのデータをどこにでも送れる狭線幅のビームで伝送する。動作は従来のRF通信システムよりも約1000倍高速であり、レーザのナロービームは不可視であるので傍受の確率は極めて少ない。加えて、データ伝送にレーザエネルギーを利用することで、このシステムは混雑したRF帯域を回避し、代わりに電磁スペクトラムの高周波を利用することができる。
テスト中、この耐久性の高いシステムは、強風環境の中で、固定局および移動局からストリーミングオーディオとビデオを同時に送受する広帯域能力を実証した。
(詳細は、 www.exelisinc.com)