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スタンドアロンルータ市場、2017年に向けて下降トレンド

November 15, 2013, Englewood--IHSの「産業Ethernet基盤コンポーネント-ワールド-2013」によると、スタンドアロンインダストリアルルータは姿を消すことはないかもしれないが、2017年までの5年でその売り上げ市場シェアは下降を始める。
これまでのスタンドアロンルータは、ネットワークを、主にインターネット経由で長距離にわたって相互接続するために用いられ、世界中のシステムをリンクしてきた。しかし、同じようなルーティング機能を持つL3スイッチの市場投入がますます増えている。これまでマネージドスイッチは産業ネットワークで頻繁に用いられているが、ほとんどはL2機能のみであり、ルーティングには使用できない。
IHSのシニア市場アナリスト、John Morse氏は、「ネットワークの構築方法が変わりつつある」と言う。「ほとんどの変化は、コントローラとコントローラおよびエンタプライズレベルで起こり、特にネットワークが相互にリンクするところであると予測されている。これらのネットワークは相互に隣接する、あるいは世界の反対側にあってもよい」。
マネージドスイッチは、産業用ネットワーキングではまだ重要である。
トレンドの背景としてIHSはコストが最重要であると指摘している。典型的なネットワークは多くの要素で構築されており、これにはマネージドスイッチ、アンマネージドスイッチが含まれる。L3スイッチを含めることによってネットワークは、インターネットを含むWANへのゲートウエイを持つことになる。そのような構成は、個別のルータを不要にする。
構成要素の削減から来るコスト削減に加えて、システム設計者はマネージドスイッチが提供する拡張された製品機能を利用することができる、例えば、モニタリング、データ収集、ポート優先順位など。
このレポートのためにインタビューした、産業用Ethernet製品市場向けサプライヤのほとんどが、ルータ販売の成長が緩慢になってきていることを認めているが、今後は新たな産業用ネットワークに市場があると考えている。

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