Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 2, 2013, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、9.95Gb/s～11.3Gb/sのレートをサポートし、ITU-T 50GHzグリッドでCバンド96chを可変する標準準拠マルチレートチューナブルSFP+を発表した。
このトランシーバモジュールは、「エンハンストSFFプラガブルモジュールSFP+」SFF-8431仕様バージョン4.1に適合している。チューナブルSFP+は、顧客の要求をベースに、PIN/APD光インタフェース、リミッティング/リニア電気インタフェースをサポートする。
このチューナブルSFP+トランシーバは、固定波長モジュールおよび非プラガブルポートの置き換えが続く次世代エンタプライズ、メトロ、地域系光ネットワーク装置にとって重要なトランシーバモジュールである、とオクラロは位置づけている。この形状により、ネットワーク装置メーカーは、10G接続のサイズと消費電力を削減しながら、データヘビーネットワークアプリケーションに後押しされて急激な容量増に直面しているネットワークオペレータをサポートする。また、モジュール形状がクライアントとラインサイドで共通になっていることから、装置の構成的柔軟性が高まる。
Infonetics Researchの主席アナリスト、Andrew Schmitt氏は、「今後、10G DWDM SFP+トランシーバの数量は大幅に増えると見ている。10GチューナブルSFP+トランシーバが市場に出てくると、そのトレンドは加速される。チューナビリティは、在庫の最小化、柔軟で迅速なサービスプロビジョニングに寄与するからだ」とコメントしている。
オクラロのチューナブル10G SFP+トランシーバは、独自のモノリシック集積レーザマッハツェンダ(ILMZ)チップベースであり、内製のコンパクトな低消費電力TOSAを利用している。
製品のサンプル出荷は、2013Q4の予定。