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KDDI研、世界最大容量の大洋横断光ファイバ伝送実験に成功
October 2, 2013, 東京--KDDI研究所(KDDI研)と、古河電気工業(古河電工)は、情報通信研究機構(NICT)の委託研究により、大洋横断光ファイバ伝送において世界最大となる140Tb/s(ハイビジョン映像2時間分を1秒で700本分転送可能な速度)の超大容量信号を約7,300km(東京-ブリスベン(オーストラリア)、ニューヨーク-ローマ間の距離に相当)伝送することに成功した。
この実験により、伝送容量と伝送距離の積で示す伝送性能指数(容量距離積)において、世界で初めて1エクサ(Exa : 10の18乗)の壁を突破した。
KDDI研と古河電工は、コア間の信号の干渉を十分に抑えることで長距離中継伝送を可能とする7コア光ファイバと7コア光増幅器を共同開発した。さらに、最新の100Gb/s波長多重伝送システムで用いられている偏波多重四相位相変調信号(PDM-QPSK信号)の伝送効率をさらに高めるために、新たな信号処理技術を導入し、従来と比較して伝送効率を2倍に向上することに成功した。これにより、ファイバ当りの伝送容量を140Tb/sへ拡大すると共に、伝送距離を7,300kmまで延伸することが可能となり、世界初となる1エクサビット・キロメータの容量距離積を達成した。この成果は、商用化されている100Gb/s波長多重伝送システム(伝送容量約9Tb/s、伝送距離約1,500km)と比較すると、伝送容量は約15倍、容量距離積では約70倍向上している。
この実験により、伝送容量と伝送距離の積で示す伝送性能指数(容量距離積)において、世界で初めて1エクサ(Exa : 10の18乗)の壁を突破した。
KDDI研と古河電工は、コア間の信号の干渉を十分に抑えることで長距離中継伝送を可能とする7コア光ファイバと7コア光増幅器を共同開発した。さらに、最新の100Gb/s波長多重伝送システムで用いられている偏波多重四相位相変調信号(PDM-QPSK信号)の伝送効率をさらに高めるために、新たな信号処理技術を導入し、従来と比較して伝送効率を2倍に向上することに成功した。これにより、ファイバ当りの伝送容量を140Tb/sへ拡大すると共に、伝送距離を7,300kmまで延伸することが可能となり、世界初となる1エクサビット・キロメータの容量距離積を達成した。この成果は、商用化されている100Gb/s波長多重伝送システム(伝送容量約9Tb/s、伝送距離約1,500km)と比較すると、伝送容量は約15倍、容量距離積では約70倍向上している。