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古河電工、400Gbps向け小型ITLA サンプル提供開始

September 25, 2013--古河電気工業(古河電工)は、世界で開発が進んでいる400Gbps超高速光デジタルコヒーレント伝送装置のキー部品、小型ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)を開発し、サンプル提供を開始した。
400Gbps 光デジタルコヒーレント伝送の変調方式として、16QAM (quadrature amplitude modulation)多値変調技術が検討されている。さらに、周波数利用効率の向上を目指して、伝 送速度/変調方式に応じて、周波数帯域をフレキシブル使用するエラスティック光ネットワーク技術の導入検討が行われている。
今回開発した小型ITLA は、従来ITLA と同じOIF 規格を維持したまま、小型化、低消費電力化、 高性能化を実現した光源。エラスティック光ネットワークに使用されるFlexGrid に対応した細やかで 高精度な波長設定が可能であり、かつ400Gbps 伝送に対応した狭線幅の小型ITLA を開発。 16QAM 多値変調においては、従来と比べ信号間距離が短くなり、より雑音の小さい狭線幅化が要求さ れている。その要求に応えるために、チップ構造を最適化し、300kHz 以下の線幅を実現した。また 周波数を0.1GHz グリッド間隔でフレキシブルに可変できる機能も開発し、周波数利用効率の向上に寄与している。
小型化(従来の1/2 以下のサイズ、 37.5×20×7.5mm)を実現するために、高精度光部品組み立て・固定技術を用いて、小型パッケージモジ ュールを開発した。回路側も、レーザ駆動回路やデジタル回路の工夫により小型化 を図った。併せて従来比20%減の低消費電力化(5W)を実現。これには、レーザーチップの性能向上も寄与している。 今後サンプル提供を行うとともに、量産も計画している。

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