All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

ロッキードマーチンのWindTracerシステム、ドイツの主要空港に設置

September 11, 2013, Denver--ドイツ気象局(Deutscher Wetterdienst)は、ロッキードマーチン(Lockheed Martin) WindTracer Doppler lidarシステムをフランクフルトとミュンヘン空港に、低層ウインドシア(突風)警報システム(LLWAS)の一環として導入した。セレックス社(Selex Systems Integration)がLLWASを供給、これにはWindTracerライダ(lidar)と気象レーザが含まれる。
ドイツ最大の2つの空港にWindTracerライダを加えたことでドイツ気象局(DWD)は、簡潔なウインドシア情報を提供する国際民間航空機関(ICAO)勧告に次いで、ヨーロッパで重要な役割を果たすことになる。ウインドシアは、離着陸機の航路に悪影響を及ぼす。
WindTracerは大気の状態をモニタし、空港でのフライトに沿って風速と風向きを計測する。WindTracerは、乾いた晴天時に能力を発揮することでレーダーを補完する。WindTracerを使用することでセレックス社は、全天候条件でのウインドシア検出でヨーロッパで初めてレーダーとライダー統合運用を行うことになる。
WindTracerは、危険な風と航空機の乱気流検出のために世界中で10年以上にわたり使用されてきており、安全性改善提供は100万フライトを超す。このシステムは、香港、東京、大阪、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ラスベガスなどの空港で運用されている。
WindTracerは、アイセイフ赤外レーザ光を放射し、光は自然発生の空気中のエアゾル粒子で反射される。風はこの粒子を動かすので、システムに戻ってくる散乱光の周波数が変わる。WindTracerは戻り光を処理して自動的に危険な風を検出し、影響の大きな天候で運航の安全を保証する。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.