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大気圏外宇宙でレーザを使ったブロードバンド通信

September 9, 2013, Wallops Island--カリフォルニア州モフェットフィールドにあるNASAのAmes研究センタによるLADEE(Lunar Atmosphere and Dust Environment Explore)ミッションに搭載したNASAのLLCD(Lunar Laser Communication Demonstration)が始まると、地球外で双方向レーザ通信が可能であることが実証され、膨大な量のデータ転送が可能であることが示されることになる。この新しい通信能力はいずれ、宇宙空間で3D高精細ビデオ転送を日常化するものとなる。
LLCDマネージャ、Don Cornwell氏は、LLCD実験の目的について、「将来のミッションでこれを使うことが想定できるように、この技術に対する信頼性を評価し、確立することである」と語っている。「MITが開発したこの独自技術は、途方もないアプリケーションの可能性を持っている」。
NASAが初めて宇宙に出て行ったときは、通信手段としてRFを使用した。しかし、データ容量に対する要求が増すにともないRFは限界に近づいている。レーザ通信の開発によってNASAは、画像解像度を高め、3Dビデオ伝送などの通信アプリケーションを大気圏外の宇宙に拡大できる。
LLCDはNASAの初めての専用システムであり、電波の代わりにレーザを使って双方向通信を行う。「LLCDは、同等の最先端RFシステムと比べて25%省エネ化した小型の送信機を使って月からのデータを6倍以上多く送ることができる。レーザは、より安全でありの干渉や電波障害の影響を受けない」。
NASAは、レーザ通信を将来の宇宙通信における次のパラダイムシフトと見なしつつある。
(詳細は、 www.nasa.gov)

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