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フレキシブルOLED市場、2014年に1億ドル

September 3, 2013, El Segundo--サムスン(Samsung)は今年、初めてフレキシブル有機LED(OLED)を発表したが、この柔軟なディスプレイに対する需要は今年4倍以上に伸びるとされており、2014年には販売額は約1億ドルに達する見込みだ。
IHS Incの調査レポート「フレキシブルOLED技術トレンドの詳細分析」によると、フレキシブルOLEDの市場規模は2013年に2190万ドルとなる見込みだが、2014年には9480万ドルに成長すると予測されている。
来年の予想成長率は前年比334%となり、今後の遙かに大きな成長の先駆けとなる。
OLEDは大型フレキシブルディスプレイ市場の主要セグメントであるが、今後LCDや電子ペーパー(e-paper)技術もここに含まれる。
IHSのモバイル/ディスプレイ技術ディレクタ、Vinita Jakhanwal氏によると、1月のCEショーでサムスンディスプレイが曲がるOLED製品Youmのデモを行って以来、フレキシブルディスプレイについての注目度が高まっている。サムスンは、今年後半、初の5インチスクリーンのフレキシブルOLEDディスプレイを出荷開始すると言われている。
サムスンの最初の製品は第1世代フレキシブルディスプレイで、薄型で壊れない耐久性の高い非ガラス基板を採用している。ただし、そのようなディスプレイは平坦ではあるが、曲げたり巻いたりすることはできない。フレキシブルディスプレイは、最終的には巻いたり畳んだりできるOLEDスクリーンになると考えられており、それが市場に登場するのは2016年後になりそうだ。
それまでは、従来のOLEDスクリーンを完全に置き換えるフレキシブルパネルは時期尚早。理由は、フレキシブルOLED用のプラスチック基板、薄膜封入、その他の関連技術が成熟しておらず、すぐには適用できないからであるとIHSは見ている。さらに、製造プロセスもまだテスト中。これらの技術が成熟して初めてフレキシブルOLED市場が成功すると同社は見ている。

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