Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 30, 2013, Framingham--IDC(International Data Corporation)の「四半期Ethernetスイッチとルータの世界的追跡調査」によると、2013年第2四半期(2Q13)のEthernetスイッチ世界市場売り上げは54億ドル、前年同期比1.1％減だった。季節的に不調な第1四半期に対しては2.7％増だった。
2Q13のルータ世界市場は、前年同期比3.7％増、過去2年で最高の成長率を記録し、回復した。前期比では、14.6％増を記録した。
地域的な展望では、第2四半期の結果からEthernetスイッチは北米で力強さが見られ、前年比で4.9％増、前期比で14.8％増。これに続くのがラテンアメリカで、前年比0.9％増だった。これらの成長は、APACとEMEAそれぞれ前年同期比-5.6%, -6.2%を相殺するに十分ではなかった。
「Ethernetスイッチ世界市場は次第に、異なる市場ダイナミックスを持つ2つの市場セグメントの話になってきている。ネットワークエッジを含むエンタプライズ/キャンパスセグメントと、10GbEや40GbE成長を牽引する高い成長率のデータセンタセグメントとだ。高成長率セグメントは、クラウドの展開が続いていることが背景にある」とIDCのネットワークインフラストラクチャ担当VP、Rohit Mehra氏は分析している。「また、おもしろいことに、様々な分野で地域市場、国レベルの市場のパフォーマンスが多様化してきている。これはマクロ経済の影響だけでなく、データセンタやクラウド導入の成熟状態によるものだ」。