All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

ルント大学の研究チーム、新元素の存在を確認

August 30, 2013, Darmstadt--スウェーデン、ルント大学(Lund University)の研究チームは、これまでに知られていなかった化学元素の存在を確認する新しい証拠を提出した。この新しい、超重元素はまだ名前がついていない。
Lund大学の物理学者をリーダーとする国際研究チームは、原子番号115の新しい元素の存在を確認した。実験は、ドイツのGSI研究施設で行われた。その結果は、以前にロシアの研究グループが行った計測を確認するものだった。
Lund大学原子核物理学、Dirk Rudolph教授は、「この実験は大成功であり、近年この分野で最も重要なものの1つだ」とコメントしている。
新しい化学元素の観察の他に、研究チームは超重原子核の構造と特性を詳細に知るためのデータにもアクセスすることができた。
アメリシウム薄膜にカルシウムイオンで衝撃を与えることで研究チームは、新元素のα崩壊に関連するフォトンを計測。フォトンの一定のエネルギーは、X線照射で予想されるエネルギーと一致しており、これは所与の元素の「フィンガープリント」となる。
この超重元素にはまだ名前がない。純粋物理、応用物理、化学の国際チームのメンバーで構成される委員会は、この新しい発見を再審査し、新しい元素の発見を承認する前にさらに実験を行うかどうかを決める。
原子番号115の化学元素の新しい証拠は、科学雑誌The Physical Review Letters(27 August)に掲載されている。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.