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サルフォード大、気候変動の森林への影響をレーザで詳細記録

August 27, 2013, Stanford--サルフォード大学の研究者が独自のレーザ機器で気候変動の影響を計測している。この装置で、森林植生構造のこれまでで最も詳細なデータを収集できる。
より暖かい環境では二酸化炭素レベルの上昇が森林の成長の仕方を変えると以前から指摘されていた。研究者は葉の成長が早く、大きいことを認識していたが、これまでは計測が不正確だった。
地上から写真を撮り生物体量(バイオマス)を推定するという不正確な方法に替わって、サルフォードの新しい機器は、林冠に何百万ものレーザパルスを打ち込む。2波長が使用されているので、スキャナは木の幹のような密度の高い材料と、気候の研究に関連する、成長が速い葉や針のとの違いを記録することができる。
25分以内でSALCA(Salford Advanced Laser Canopy Analyser)は、過去最高の林冠3D詳細画像を記録することができる。この包括的な生データで武装した気候研究者は成長と詳細な気候変動モデルとを正確に比較し、植物のライフサイクルの記録を作成することができる。また、この機器は山火事の可能性についての情報を提供するために、葉の含水量計測にも用いることができる。
同大学の環境&ライフサイエンス学部、Mark Danson教授は、「二酸化炭素と温度の変化についてのデータは非常に進歩しており、詳細になっているが、これまではこのような変化の森林植生の成長への影響という点では、同レベルの明確なデータがなかった」とコメントしている。
(詳細は、 www.salford.ac.uk)

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