Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 23, 2013, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、2013年第2四半期(Q2)、光トランスポート装置市場は、4四半期続いた下降トレンドから脱し、前年同期比でプラス成長となった。
DellOro Groupの光トランスポート調査担当VP、Jimmy Yu氏は「光トランスポート市場にとってすばらしい四半期だった」とコメントしている。「今期、光装置需要が北米とアジアパシフィックで増加し、これが世界市場の売上を8％押し上げた。北米では、サービスプロバイダが住宅顧客と企業顧客向けのブロードバンドサービス改善を目指してメトロの容量を増やしたのでDWDMシステム導入が進んだ。北米の成長の恩恵を受けたベンダ上位2社は富士通とCienaだった。アジア太平洋地域では、成長の大半は中国のサービスプロバイダがモバイルLTEネットワークを拡張したことによる。このため、地域間の容量を増やす目的で光パケットバックホールシステムやDWDM長距離システム需要が飛躍的に伸びた。中国の成長の恩恵を受けたのは、ZTEとファーウェイ(Huawei)だった」と同氏は分析している。
2013年Q2の光トランスポート装置の市場規模は35億ドル。地域別の前年同期比成長率は、北米+18％、EMEA -6％、APAC +13％、残りの地域-5％。世界全体では+8％成長だった。