Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 20, 2013, Overland Park/Hanover--スプリント(Sprint)とシエナ(Ciena)は、提携してスプリントのネットワークで容量とスピードの両方で大きな成果を達成した。
1つは、今年初めに両社がトライアルを行い、それ以降スプリントが導入している米国最長の100Gb/s回線の1つで、信号再生無しで2100kmのライブ伝送を行っている。
さらに先月、両社はスプリントのネットワークで400Gb/sライブトライアルを成功させた。
最近までスプリントのネットワークは10Gb/sまでの速度で有線サービスを提供していた。今回のトライアルで、スプリントは最新技術を用いることでファイバインフラのアップグレード無しに伝送速度を10倍(将来的には40倍)に拡大できることが示された。スプリントのEthernet Wave Servicesは現在100Gbps速度がサポートできるようになっており、将来的にCienaのコヒレント光技術を活用して400Gbpsサービスをサポートしていく。
100Gbps回線は、現在シカゴとテキサス州Fort Worth間のサービスに使用されている。この100Gbpsリンクは6500 Packet Optical PlatformでCiena WaveLogic3コヒレント光プロセッサを使用している。再生ポイントなしで伝送距離を延ばすことで遅延が減少し、信頼性、柔軟性、パフォーマンスが向上する。
400Gbpsトライアルは、スプリントのファイバインフラとCienaの6500にWaveLogic3カードを実装してシリコンバレーで行われた。この大容量リンクはエラー無しで動作した。これは、顧客のライブトラフィックを運ぶ既存チャネルとともに400Gbpsチャネルの利用が可能であることを実証したものである。
スプリントの事業/製品開発担当VP、Wayne Ward氏によると、顧客は大きなデータ需要をサポートするためにネットワークの高速化を切望している。「今回の400Gbpsトライアルでは、当社の既存のファイバインフラでさらに高速化が可能であることが示された。100Gbps、400Gbps速度を提供できることは当社のEthernet Wave Servicesおよび成長を続けるワイヤレスインフラをサポートするために極めて重要である」と話している。