Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 16, 2013, San Jose--ネオフォトニクス(NeoPhotonics Corporation)とインファイ(Inphi Corporation)は、複数の顧客向けた新しい高ダイナミックレンジ-集積コヒレントレシーバ(HD-ICR)量産出荷を発表した。
HD-ICRは、高ダイナミックレンジ、低雑音、高入力電流対応を特徴とするInphi IN3250TA TIA、ネオファとニクスの高感度フォトダイオードを結合しており、次世代100Gカラーレスコヒレント伝送システムに必要なハイパフォーマンスを可能とする設計になっている。
100Gコヒレントネットワークは、より効率的な「カラーレス」動作に急速に移行しつつあり、Add/Dropポートは予め決められた固定波長チャネルに限定されず、任意の波長チャネルが任意のポートに出入りすることができる。カラーレス動作によって効率が向上し、コヒレント伝送ネットワークのコストが改善されるが、レシーバパフォーマンスに追加要求がくる。残りのチャネルがフィルタで光学的に排除されないカラーレスアプリケーションでは、入力信号パワーは他のチャネルの数に依存して大きく変動するので、単一チャネルの場合と比べるとレシーバの光パワーは100倍まで高くなる。これに対応してネオフォトニクスは、入力光パワーを最適ポイントに設定してディテクタの飽和を回避できるPIC VOAを集積している、一方Inphiの高ダイナミックレンジ、ローノイズIN3250TAにより所望の信号が高忠実度で再生される。
信号波長がレシーバに入る場合、高感度HD-ICRはレシーバ前の光プリアンプを不要とするのでコスト削減、運用の簡素化に貢献する。