Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 15, 2013, NY--ベライゾン(Verizon)は、自社のULH生産ネットワークで200G技術を実証するフィールドトライアルに成功した。1ヶ月以上におよぶフィールドトライアルで、ニューヨークとボストン間260マイルスパンでトラフィックが送られた。
このトライアルでは、ベライゾンは既存のシエナ装置で200G伝送を設定するために試作ソフトウエアを利用した。シエナの装置は、WaveLogic3を実装した6500パケットオプティカルプラットフォーム。フィールドトライアルトラフィックは、トラフィック量が多いニューヨークとボストン間で顧客のトラフィックに並走して送られたが、同じシステムで伝送される顧客のライブトラフィックには全く影響は出なかった。
このフィールドトライアルには、新しいコヒレント光変調技術16QAMの利用が含まれる。これにより、シングル波長、50GHzchを使用して200G速度で伝送が可能となる。これは、現在世界中のネットワークで導入が進んでいる100G技術と比べて効果的にファイバ帯域を2倍にすることができる。100G技術は主に、50GHzチャネル間隔で100G伝送を可能にするQPSKコヒレント変調を利用している。
このコヒレント16QAM技術は、シエナの400Gソリューションの重要要素になっており、同ソリューションでは2つの16QAM波長を400Gスーパーチャネルに詰め込む。
QPSK、BPSK、16QAMのような変調フォーマットから選択する能力は、シエナのWaveLogic3コヒレント光プロセッサの持つ柔軟性とプログラマビリティを示す例である。