Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 18, 2013, Singapore--ゼコテック(Zecotek Photonics Inc)は、同社子会社ゼコテック・イメージング・システムズ(Zecotek Imaging Systems Pte. Ltd)が、日本の浜松ホトニクスと提携契約を結び、既存のイメージング技術の商品化を行うと発表した。
また、両社はイメージング市場全般に向けたフォトディテクタ、集積ディテクタモジュール(IDM)や関連のエレクトロニクス、データアクイジションモジュールのアップグレードと製造で協力する。浜松ホトニクスは年間の売上が約10億ドルに達しており、同社はオプトエレクトロニクスコンポーネントの大手サプライヤ。同社製品には、光電子増倍管(PMT)、PET医療スキャナやCERNプロジェクト、その他の産業および科学用途で使用するフォトダイオードなどが含まれる。
ゼコテックフォトニクスの会長/社長/CEO、Dr. A.F. Zerroukは今回の提携に関連して、「当社は、医療、産業、研究用途向けにゼコテックのイメージング技術の商品化を加速することができる」とコメントしている。
この提携による両社の協調計画では、ゼコテックの特許および特許申請中のイメージング技術は、浜松ホトニクスの専門技術者、マーケティング力の恩恵を受ける。浜松ホトニクスは、ほとんどのゼコテック独自のイメージング技術の製造とマーケティングを引き受ける。これに含まれるのは、LFSシンチレーション結晶、固体MAPDフォトディテクタ、ゼコテックが刷新したその他の改良型フォトディテクタ。浜松ホトニクスは、ゼコテックの特許で保護されたLFSシンチレーション結晶や将来のシンチレーション材料の独占的販売チャネルになる。浜松ホトニクスは、ゼコテックのイメージング技術の技術的強化、量産およびマーケティングを率先して行う。
両社の共同計画によると、フォトディテクタやイメージングモジュールの現行バージョンを改良し販売する。また、将来の市場向けて新しい画期的な製品を開発する。