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EUと日本、ネットワークR&D協力

July 11, 2013, Brussels--欧州委員会(EU)と日本は、データ伝送ネットワークの効率向上に向けてインターネットアーキテクチャを見直すことを目的に6件の研究プロジェクトを発表した。1つは、今日の平均的ヨーロッパのブロードバンド速度よりも5000倍高速なネットワークを構築すること。
今後10年にわたり継続すると考えられる膨大なオンラインデータの爆発を考慮すると、新しい、より効率的なネットワークの構築が緊要課題となる。
世界が生み出すデータ量は1分間に1.7ペタバイトになっている。データトラフィック量は2012年初めから2013年初めまでの間に倍増となり、2018年までに12倍になると予測されている。このように膨大なデータは、それを運ぶネットワーク容量以上に成長が速い。
上記プロジェクトは、約1800万ユーロの資金を得て、サイバーセキュリティ、ネットワーク容量、ストレージ、高密度データトラフィックおよびエネルギー効率などの課題を取り扱う。
資金が投入されるプロジェクトは以下の通り。

・STRAUSS: 100Gbpsを超える光ファイバネットワークの実現。
・MiWEBA: 超高速、モバイル接続を実現するために既存の無線周波数を活用することで容量に対処する。
・NECOMA: サイバー攻撃の脅威や潜在的影響を評価する新しい基準を開発することで病歴記録のような、慎重な取り扱いが必要な環境の個人情報セキュリティを強化する新たな方法を研究する。
・GreenICN: 情報ネットワークにおいて効率的にエネルギー利用ができるようにする。災害(地震、ハリケーン)後、エネルギーリソースが不足し、ネットワークパフォーマンスが不可欠な状況におけるネットワークの信頼性をテストする。
・ClouT: エネルギー利用、トラフィックフローや緊急時など、スマートシティ運用を可能にするセンサのリアルタイム制御ができるようにする。この目標達成のために、プロジェクトはクラウドコンピューティングやモノのインターネット(IoT)的特徴を取り込む。
・FELIX: 大学や研究センタによる新しいネットワーク技術のテストを支援するEU-日本の共同実験プラットフォームを設立する。この新しいプラットフォームは、研究者の実験施設利用を促進するものとなる。

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